取らぬ狸の皮算用(2017年12月6日)

「宝くじ一等10億円」と言っている。総額で10億円なのだが、一等で10億円だと勘違いしている。「当たってもいらない」と言っている。当たるはずもないのに、とても立派な皮算用なのですごいなと思った。「一億円もどうのこうの」と言っている。話している連中はみんな年輩だから、使いきる前におさらばの可能性があるから「いらない」と言うのだろう。
賢人会ではないが、たまり場でいつもの老人連中が話の花を咲かせている時に、小耳にはさんだのだ。私はその体育館に筋トレに週二回行くのだが、その一階のフロアがたまり場になっておしゃべりをしているのだ。私は近くの長椅子で上着などを羽織って帰るのだ。
宝くじの高額金が当たるので有名なある銀座の店がある。そこから何度も一等が出た。だから発売の日にはその店の前に700人が並んだとニュースが言っている。何度も出たというから、出る確率は他よりも大きいのだろう。何とか濡れ手で粟ならぬ金をせしめたいのだ。
山谷はやはり競輪、競馬、オートだ。これの方が当たる確率は抜群に良い。多くの人が何とかでかいのを取ろうと日々頑張っている。まりや食堂の弁当に並んでいる人々もいつもその話に花が咲く。宝くじの事は耳にしたことがない。