アクセルとブレーキ(2019年8月31日)
ブレーキとアクセルの踏み間違いで車が暴走して、悲しい事件が幾度も起きている。そんなに踏み間違えるのかと考えているが、アクセルとブレーキは隣同士だから、何かで頭がパニックになれば踏み間違いもあるだろうと推測していた。
当の本人がそのような少し怖い体験を軽くしてしまったので参考までに状況を話す。
とある交差点を右折するために右折車線で待っていた。大体その車線の信号は早く変わる。皆急ぎエンジンをふかして右折していく。私はやや遅れたので急いで曲がりつつあったが、もう信号が変わってしまった。後ろに中型のダンプがいて、そこは一車線の右折道路なのに加速して私の左側を追い抜こうとしていた。それがサイドミラーで見えていたので危ないと思い、ブレーキを踏んだのだがなぜか加速していた。あれ!加速だ、と気が付きアクセルを離した。やはり気が少し動転していたに違いない。後ろのダンプがいきなり追い抜いてきたので、怖いと思ったのだろう。何せちっこい車なのだから。
本人はとっさにブレーキを踏んだつもりがアクセルだったのだ。多分頭の中ではブレーキを踏む指令が出ていたのだが、なぜかアクセルを踏んでいたのだ。多分の脳の反応と体の反応がずれていたのだろう。気が動転すると多分体の反応に異常が生じるのだろうか。正常に対応してくれなかったのだ。脳はブレーキと言っているのに体の反応はアクセルをブレーキと認識してしまったのだろう。だから脳はブレーキを踏んでいるつもりでいるので、「ブレーキを踏んだのに、加速してしまった」というセリフになってしまうのではないだろうか。